夜、図書館からの帰り道の歩き方

こんにちは。江原です。

最近になって計画性の大切さに気付くことが増えました。僕はもともと計画性とか一貫性といったものには程遠い人間で、やりたいことを思いついた時にやる、といった感じで生きてきました。BSAJを始めたのもそんな感じでした。


Stevensonの夜
先週から大学の冬学期が始まり、東京からサンディエゴに戻ってしばらくがたちました。僕は普段の夜図書館で勉強するのですが、そんな図書館からの帰り道は夜風に当たりながらひとりで考え事にふけることが多いです。考え事をする中で、自分の将来について夢膨らましてみたり悲観してみたりすることも少なくありません。レール通りに行けば大学卒業まであと3年半あるのですが、その3年半という時間が驚くほどに長く感じられません。ボーディングスクール卒業時に痛感した、「あっという間に過ぎ去った3年間」の感覚を忘れていないようです。Stevenson生活の前半には自分の卒業までを永遠のように感じたこともありましたが、12年生春の卒業間近の時期にはその感覚に一種の懐かしさとも後悔ともとれる不思議な思いをいだきました。その思いがどうやら僕に爪痕を残したようで、大学での4年間もそう長くは待たずに自分の前を過ぎていってしまいそうに感じます。そしてその先の5年間、10年間も、矢のように自分の前を通りすぎていくのかもしれません。人生の終電は思ったより早そうで、乗り換えに間違って戸惑っている暇はそうたくさんはないようです。

限られた人生の時間の中で達成できることにも限りがあるのは冷静に考えれば当たり前です。僕はそんな当たり前にこれまでほとんど気付いていなかったようですが、達成できることが無限でないのならせっかくならなにか大きなことを成し遂げたいというふうに感じます。大きなこと、というのが何なのかは僕自身にもよくわかりませんが、ひとつ確かなのは、その大きなことを成し遂げるには、人生の限られた時間の中々な部分を使わないといけなさそうだ、ということです。そういうわけで、限られた時間の中でその大きなことという何かを達成するにはどうやら計画性を持ち合わせていたほうが良さそうだ、ということに気付きました。この気付きが自分の前に今後どんなレールを敷いていくのかはまだ定かではないですが、もう少しこのカリフォルニアの地で自分を見つめてみようかなと思います。

そんなことを考えた今日の帰り道でした。

それでは次回の記事にもご期待下さい。

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